溶接工程


                            
 

 
溶接工程は、自動溶接と、クラフトマンの手作業による溶接により進められます。
スチールの3倍の高い電圧を必要とするアルミ溶接は、専用の電源設備を必要とし、また、スチールの溶接も可能な汎用性を持っていました。一部の部分では、スチールの四枚重ねをスポット溶接する場合があり、通常のスポット溶接機では容易ではない工程をもクリアしています。
 さらに、複雑な形状でロボット溶接が使用できない箇所や、確認しながら工程を進める必要のある工程では、クラフトマンが目と手で溶接を進めていきます。
また、作業がしやすいように、クラフトマンに合わせてボディを回転できる装置も設置され、作業負担を軽減し、クラフトマンの能力をフルに生かせる作業環境を実現しています。

 特にアルミボディでは溶接の熱による変形が発生するため、闇雲な溶接を続けることができず、より多くの確認が必要となります。インサイトのボディでは、あらかじめ歪みを予想し、規定位置から敢てそらせて組み上げます。それでも、後の工程ではぴたりとパネルが合う職人技。こうした逸話は語られなければ伝わらないですし、完成車を見る限りでは知らないままですが、普通よりも手間をかけられた製品を所有するのは、オーナーとしてこの上ない喜びではないでしょうか?
 
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